観たぞ!『シン・仮面ライダー』

ネタバレなし)本日ご紹介は、庵野さんによる仮面ライダーです。トォーッ!


鑑賞日:2023年4月01日

◇一言感想:仮面ライダー愛が詰まった、最高のリブート。ダブルライダーの勇姿に拍手!
◇星4つ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(いい映画に出会えたなぁ)

  • 皆様こんにちは。すっかり春ですね。今年の桜は少し早かったですが、季節の移り代わりも、しっかり楽しめました。春はいいよね。さて、今日ご紹介は、庵野秀明が手がけたシン・シリーズ第3弾、仮面ライダー。個人的にそりゃもう楽しみでした。それじゃあ早速、紹介行ってみましょう。トォーッ!

  • (あらすじ)謎の秘密結社〈SHOCKER〉によって改造人間バッタオーグにされた本郷猛は、緑川弘博士とその娘、緑川ルリ子とともに組織を裏切り、逃亡する。追ってくる敵を殺してしまったことに苦悩する本郷。しかし、緑川弘が殺され、死に際にルリ子を託されたことで、『仮面ライダー』を名乗りルリ子と共に〈SHOCKER〉と戦うことを決意するのだった。
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  • はい、公開から賛否両論ある本作ですが、個人的にとても楽しめました。初期仮面はい、待ちに待ってた仮面ライダー。とても楽しみました!仮面ライダー世代で昭和ライダー大好きな私。『THE FIRST』も『THE NEXT』劇場で観てます(かなり微妙でしたが)あ、今のTV版ライダーはオバケとかゲーマーとかキツネさんで、サンドイッチマン風に言ってちょっと何言ってるかわからないので、観てません。最近ではアマプラの西島さん『Black』も、んー仮面ライダーを観たいのであって、浅間山荘事件を観たくはない!って感じでしたね。近年あぁ、観たいライダーは何処へ。・・と嘆いていたら、ちゃんと帰ってきましたよ。仮面ライダー!
  • 悪の秘密結社ショッカーに捕まり改造人間にされた本郷猛がショッカーと闘うというベースラインを巧に現代リブートした本作。開始五分で緑川博士が、唐突に生体エネルギー「プラーナ」の話をしだした時はちょっと何言ってるかわからない状態で不安だったのです。でも大丈夫、映画が進むにつれライダーの孤独感、ショッカーの怪奇性、音楽も含めた再現性。ダブルライダーのカッコ良さもありグイグイ、温度があがり昇華されたのでした。もちろん、庵野作品であるので、絵作りもかなりのこだわりで役者さんも大変だったよう。でもそのこだわりから産まれたライダーキックの溜めや、クライマックスのトンネルバトルは素晴らしいカットの連続でした。個人的にはシン・ウルトラマンより、シン・ゴジラより好きでしたね。
    入場者特典は色紙風ポスターでした。豪華!
  • そして、特筆すべきは豪華な俳優陣。主人公・本郷猛/仮面ライダー役に池松壮亮、ヒロイン・緑川ルリ子役に浜辺美波、ハチオーグを西野七瀬、コウモリオーグを手塚とおるが演じています。さらにさらに、サソリオーグはあの人。劇場で吹きましたよ。体はっちょるなぁ。そして本作、一文字隼人/仮面ライダー2号の柄本佑が良いんですよね。孤独性を抱えながらも、カラッとして明るくて。「やるぞ、本郷」「あぁやろう、一文字」のダブルライダーシーンは鳥肌物でした。最高!
   

  • さて、本作で残念ポイントあるとすれば本郷猛が常にプルプル震えていた事がひとつ。怪奇プードル男か!笑それと血飛沫シーン等により子供が見にくい作品である事。PG12なんですけどね。小さな子供にも見れる仮面ライダーであって欲しかったな。子供には、正義は強いものであり悪は打ち滅ぼすものである事を夢みて欲しい。何が悪で何が正義か教えるのは大人の責任であるという石ノ森先生の言葉を思い出してしまいました。まあ、現代の善悪のボーダーが非常に曖昧なんですけれど。
  • とは言え、非常に満足した本作。また観たいなぁと思いながら「ロンリー仮面ライダー」を口ずさみながら劇場を後にしたのでした。皆さまも、ぜひぜひ劇場でどうぞ!ライダーの孤独を乗り越え、悪と戦う英雄像と時代に即した、新たな解釈で、正当リブートに仕上がっています。

♪荒野を渡る風 ひょうひょうと
ひとり行く ひとり行く
仮面ライダー
哀しみを 噛みしめて
ひとり ひとり 斗う
されどわが友 わが故郷(ふるさと)
ひとりでも ひとりでも
護る 護る 俺は 仮面ライダー♪


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