観たぞ!『パシフィックリム・アップライジング』


今日ご紹介は、みんな待ってた第2弾。男心くすぐる巨大ロボット映画の一本です。

※以下、少しネタバレあり。

◇鑑賞日:4月16日
◇一言感想 
大きな体に鋼の魂。心をくすぐるSFロボット巨編第2弾。
迫力ある闘いは、ぜひスクリーンで!

◇星つ ☆☆☆☆(男の子ポイント+1加算)

  • 怪獣vs巨大ロボット。これだけで、ワクワクしてしまう男性の皆さんも多いはず。昭和生まれの私には、たまらないキラーワードで、もうイヤんバカん。ていうくらいのツボです。さあ皆様お待たせしました、あの特撮巨編『パシフィック・リム』が帰って来ました。前作から10年後、平和を取り戻しはずの地球に進化を遂げたKAIJU=怪獣が再び現れたことをきっかけに、対怪獣兵器である新世代のイェーガー(超巨大な人型ロボット。名前の由来はドイツ語で狩人を示す)に乗り込む若きパイロットたちの戦いを描きます。
  • さあ、『パシフィック・リム』と言えば我らがギレルモ・デル・トロ監督。アニメ、漫画、特撮と日本のカルチャーにも大変、造詣が深い方で、彼の作る作品にはそれらの愛情溢れるエッセンスがこれでもか!とまぶされるのが特徴。私も大好きな天才クリエイターの方ですね。『ヘルボーイ』『パンズ・ラビリンス』最近では『シェイプ・オブ・ウォーター』等、独自の世界観の娯楽作で観客を魅了します。製作を手掛けたテレビドラマシリーズの『ストレイン/沈黙のエクリプス』も、とんでもなく面白くて徹夜で一気観の面白さです。しかしながら、今回はギレルモ・デル・トロさんは製作にまわり、テレビシリーズ「デアデビル」などで知られるスティーブン・S・デナイトが監督を務めます。


  • (あらすじ)かつて命と引き換えにKAIJUの脅威から人類を守った伝説的パイロットの息子ジェイク・ペンタコスト。あれから10年、異世界からの驚異が再び訪れる。仲違いしていた姉マコの手によって父親のレガシーを引き継ぐチャンスを与えられたジェイク。人類が再びKAIJUによって、絶滅の危機を迎えるその時、ジェイクはかつての盟友ネイト、そして若きパイロット候補生たちと共に対怪獣兵器イェーガーで巨大な敵に立ち向かう!
  • いやあ、素直に面白いですよ。やっぱり。巨大ロボットを映画のスクリーンで観ると、その巨大感、闘いのスピード感に圧倒されます。イェーガー、本当に大きいです。例えばシドニーでの闘いなど、鋼鉄の重厚感がぶつかり合う迫力で、本当にワクワク。これぞパシフィック・リムという感じです!また新型イェーガーも種類も豊富でロボット好きにはたまりません。二刀流のセイバーアテナ、手に何だかトゲトゲついているブレーサー・フェニックス、謎の漆黒イェーガー オブシディアン・フューリ等、カッコいいですね。ところで!何か腕にトゲトゲとかドリルとかついてるとカッコよく見えますよね。何でしょう。肉球だとダメなのに、何故ドリルはいいんでしょう?イカしてるロボット腕の法則ww
   
ドリルとかトゲトゲあると強そうに見えますん 作画310


  • 正直、物語の展開や作り込みが軽い点もあるように感じます。実は本作、監督自身の手によって編集され本来のディレクターズ・カットは2時間18分あったとの事。20分長いのが本来の形なのですね。ザクザク削りすぎて軽くなったんでしょうか?でも、この映画は映像主体の疾走感と爽快感がありきなので、細かい事はいいです。物語の人物の掘り下げとか、敵の正体とか細かい事は良いのです。劇中でも「理論上可能は出来るということだ!」と割りと大雑把な無茶ブリありますし。W
  • ただただ残念なのは、怪獣との見せ場。これにつきます。怪獣マニアを自負する私としては(いろんなマニアなんですけどね!太平洋の海底にできた次元の裂け目から突如現れた巨大生物KAIJU。前作ナイフヘッドやスラータン(酸辣湯ではない)との闘いを描いた前作の方が燃えました。何でしょう。今作の怪獣映画としてのコレじゃない感。
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コレはコレジャナイロボ 笑 イェーガーではない。


  • 怪獣って、何だかんだ大きな奴が出てきて、ウネウネして噛み付けばいいってもんじゃないのですよね。例えば、映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』 に登場したUキラーザウルスとウルトラ兄弟の闘いなんかが見本なんです。存在感、スピード、カット割が上手くて、怪獣として描けているんです。さすが本家、円谷プロ。ちょっと前の映画なので今観るとCGも少しチープな感じなんですけど、圧倒的にそこに悪い怪獣が存在するという絵作りなんですよね。今作はここがちょっと足りないというか、すいません怪獣好きなんで 笑
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  • とは言え、絶対にスクリーンで観るべき映画です。自宅の茶の間で、ちまちまケーキ食べながら観る映画ではないです。是非、劇場で巨大ロボットvsKAIJUの闘いをご堪能ください!

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