観たぞ!『リメンバー・ミー』

今日ご紹介の一本は、大切な人とご覧いただきたい素敵なお話の1本です。

※以下、少しネタバレあり。

◇鑑賞日:3月23日
◇一言感想 
 この美しさは、ぜひ映画館で!ハンカチ持参で観て欲しい、誰かを想う物語。

◇星つ ☆☆☆☆いい映画に出会えたなぁ。

  • 心に残る良質な物語を提供してくれる、ピクサー・アニメーション・スタジオ。私は(モンスターズ・インクのシリーズ)がダントツで好きなのですが、皆様はいかがでしょう。そんなピクサーから、また名作が生まれました。メキシコの祝日「死者の日」を題材にしたとてもカラフルで、素敵な物語です。
  • (あらすじ)メキシコの少年ミゲルはミュージシャンを夢見ているが、彼の 一族には音楽を禁止する掟が定められていた。ある日ミゲルは、憧れのミュージシャン、デラクルスのギターを手にしたことをきっかけに、まるでテーマパークのように楽しく美しい「死者の国」へと迷いこんでしまう。そこで出会った陽気なガイコツのヘクターに協力してもらい、元の世界へ戻る方法を探るのだが……。

リメンバー・ミー オリジナル・サウンドトラック【amazon】
  • まず、圧倒されたのが美しい色彩。その独特の文化が根付く街並みを、人々、自然、工芸品に至るまでポップな色彩を使い映し出されます。目を奪われる美しい色。思わず見惚れてしまいます。ヤパレケヤパレケヤンパ ♪あらら。私メキシコ好きなので、ほっとくと踊り出す勢いです。おぉ情熱とテキーラ、ベサミムーチョ!グサノローホ!サウサゴールド!
すいません、脱線しますた。
  • お話の中に登場する『死者の世界』。この美しい絵を作る為にスタッフはメキシコの「グアナファト」の街並みをモデルにしたそうです。

グアナファトの街並み :画像出展【写真AC】

  • 色彩豊かで本当に綺麗な街並みですねー。いつか行ってみたいなぁ。プロダクション・デザイナーを務めるハーレイ・ジェサップ氏は、「幾層にも重なった鮮やかな色合いの都市で、その幾層にも重なった感覚を取り入れました」と解説しています。本当に、ズバリSNS映えする映画です。(とはいえ画面撮影できません。ストップザ映画泥棒。アレ本当に気味が悪いよねw) この映像の美しさはぜひ直接劇場でお楽しみ下さい!
  • 本作は大切な人はもちろん、他の誰かに語り継ぎたい物語です。物語のキーとなる『死者の日』は先住民の風習とカトリック信仰が合体した独特な祭礼です。(007スペクター)冒頭でも、この賑やかな祭の雰囲気がよく出ていましたね。
  • メキシコでは10月31日から3日間、死者の魂が戻ってくるとされ、冥福を祈りながらも、明るく陽気に楽しく過ごすのがこの日の祝い方。メキシコ人にとって死は「生の象徴」でもあるからこそ前向きに捉えられるのでしょう。私はこの辺りに日本との死生観の違いを感じるとともに、(死後も続く家族との絆)がテーマの暖かい物語にやっぱり涙腺が緩んでしまったのでした。奇しくも3月お彼岸の週にこの素敵な映画を観れた事に感謝です。

  • また登場するキャラクターも魅力的なキャラクターばかり。中でも私のお気に入りだったのはダンテ。ガリッガリの犬が、大活躍を見せてくれます。こういう犬本当好きです。笑

  • あと主人公ミゲルは吹き替えの石橋陽彩くんが声優初挑戦とは思えないほどに上手です。歌うまっ!!!私も映画終わったあと事あるごとに『リメンバー・ミー♪』と口ずさんでいますが、どうしても演歌調になります。コブシが効いちゃいます。サブちゃんです。はい。あと、ひいおばあちゃんのココもキュートです。冒頭のルチャのマスク被りは、実に笑ってしまいました。
ダンテ。こういう犬、大好きです。 作画:310

  • 残念だったポイントは本編ではあまり、ありません。定石のストーリーラインで物足りなさは若干あるものの、良いものは良いのです。この映画、原題は『coco 』と言うのですが、凄くいい原題だからこの原題でもよかったな。あ、個人的好みの観点ですと同時上映の、アナ雪の尺が長い。繰り返します。尺が長い。『司令官殿!注意報発令です。オラフがまたやってきました!自分はあのアリノママは苦手なのでありますが、アナ雪は必要だったのでありますか!』『何おうっ!貴様歯を食いしばれいっ』すんません。。
  • そんな訳で。ピクサーにまんまと涙腺を奪われた私。暖かく上質な時間を過ごすことが出来ました。最後に。ヘクターとデラクルスのギターには、どちらも1本の金歯が。ふふ。よーく見てみてくださいね。

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