観たぞ!『 NINJA 』

今日ご紹介は、アメリカ発 B級王道 忍者アクション映画です。

◇鑑賞日:5月6日
◇一言感想:斬る!蹴る!跳ねる!日米の俳優同士がぶつかり合うB級アクションの傑作。
◇星3つ:☆☆☆(普通に楽しめます)
  • 忍びの者と書いて忍者。飛鳥時代から江戸時代の日本で、大名や領主に仕え、または独立して諜報活動、破壊活動などをしていたとされる、ミステリアスな存在です。皆さんも忍者大好きですよね。私も忍者大好きです。ニンニン。映画の世界でも様々な形で活躍し、世界中の人々を魅了してきた存在のNINJA。忍者映画は、古くはショー・コスギ先生の名作から、トンデモ佳作もたくさんあります。本日ご紹介する1本はなんと!世界が誇るアクションスターのスコット・アドキンスと日本の名優 伊原剛志が忍者として火花を散らす作品です。この2人のVSカードなんて、滅多に見れないですからね。さあ皆さんワクワクしてきましたね。だってばよ!(笑)
  • (あらすじ)山奥で流派を育てる、甲賀忍術の後継者・武田。多くの弟子たちの中、注目するのは、成長目覚ましいアメリカ人ロバートと、確かな素質を持った日本人マサヅカの2人。ロバートは修行に励む一方で、武田の娘ナミコに想いを秘め、マサヅカはロバートにライバル心を剥き出しで修行に励んでいた。ある日の修行中マサヅカはロバートに真剣で襲い掛かり、武田の怒りを買い破門になる。22歳になったナミコは甲賀忍者の宗家として跡継に。その証、代々受け継がれてきた暗器(手裏剣・鎖玉)、黒の忍者装束一式を手にする。この知らせを破門され裏社会に下ったマサヅカが聞きつける。マサヅカは、後継者は自分だと自負し、家伝一式を手に入れようと、暗躍し始め、、、

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  • はい。本作の物語は悪に堕ちた弟子を、善なる心を持った弟子が止めるという鉄板ストーリー。多分、カンフーとか別の格闘技に起き変えても、まとまりますね。悪に堕ちたパン屋の弟子を、善なるパン屋の弟子が倒すとかね。笑 )まあ忍者でなくても良い訳ですそれ故に、物語は安心して観れる本作の見所はズバリ俳優陣。日本の名優、伊原剛志さんが闇に堕ちるマサヅカを演じます。私、伊原さんが大好きなのですが、ここでも圧倒的な存在感で見事に悪役を演じます。伊原さんヤクザは多く演じますが、まさか摩天楼に立つ忍者を演ずるとは。さすが基JACですね。対する主人公、善の忍者ロバートにはスコット・アドキンス。ハリウッドのB級映画では、有名な肉体派俳優さんです。『ボーン・アルティメイタム』や『ヱクスペンダブルズ2』にも出演する、次世代ヴァンダムさん。『ザ・プロテクター』という映画では中ボスとしてジャッキー・チェンとも戦っている俳優さんです。本作でも、ありえない角度からのとび蹴りなどスーパーアクションを披露してくれます。すっげー。その他、日本からは牙狼の肘井美佳さんなど個性派俳優さんも出演。ともすれば、日本間違いでトンデモ作品になるところを、うまくアレンジし現代版忍者映画として創りあげています。
    多分スコット・アドキンスならパン屋さん役でもとび蹴りするでしょう:作画310

  • そして。なんといっても本作の目玉は、超級スーパーアクション。手裏剣が舞い、鎖を飛ばす。ニューヨークの夜を舞台に、アクションが楽しめます。血しぶきなどのゴア要素も、『ニンジャ・アサシン』ほどでないので、血が苦手な人も大丈夫です。特に、地下鉄の車両の中でのアクションは、物凄く見応えのあるシーンとなっています。ユニークなのは、戦いを繰り広げるロバートとマサヅカが、現代風のスーツなこと。悪の忍者マサヅカのスーツは、なんとハイテク暗視ゴーグルも完備しています。アベンジャーズかおまえは!笑 
  
  • 84分というコンパクトな尺でテンポ良く、アクションを魅せてくれる本作ですが、やはり、残念なのはご予算感じるチープさ。マサヅカの背後にいる、悪の組織も、もう少し予算があれば、ファミリークラブ感から脱したのに残念です。そして。なんといっても最大の突っ込みどころは、事件捜査で絡んでくる脇役の刑事さん。あれだけ人が死んだりしているのに、さらっと。凄くさらっとロバートを許します。うおいっっ!法律はどうしたよ。法律は!笑 ドリフのコントかと思って、長さんばりにTVに向かって突っ込んでしまいました。とまぁ、ツッコミどころはたくさんありますが、それも踏まえて楽しめるB級傑作です。日米のアクション合戦も見所あり、日本の個性俳優さんももっと、ハリウッドで活躍できるといいなぁと考えた1本でした。
皆様も、NINJA 楽しんでみませんか。きっと楽しいですよ。この映画、続編もありタイトルは、『ニンジャ・アベンジャーズ』 、今度はケイン・コスギが悪の忍者だそうです。楽しそうだな 笑)



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