観たぞ!『クリード炎の宿敵』
◇鑑賞日:2019年1月13日
◇一言感想:闘わなければ、ならない奴がいる。ロッキーシリーズの魂を継いだ正当サーガ。物語を通して、人生に想いを馳せる良作。
◇星5つ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(ロッキーポイント1点加算で満点!)
- だいぶ寒くなりました。皆さま風邪などお気をつけ下さいね。さて、本日ご紹介はお正月休みで、ゆるりとした気持ちに熱い活力を注入してくれる一本。本作は名作ロッキーシリーズの新たな系譜である『クリード チャンプを継ぐ男』の続編です。ロッキー4との関連性も強い作品ですので予め、『ロッキー4 炎の友情』を復習してから、鑑賞するとより楽しめると思います。
- シルベスター・スタローンのアメリカンドリームを体現した名作として、ボクシング映画の金字塔とも言える『ロッキー』シリーズ。フィラデルフィアの若き無名のボクサー(ロッキー・バルボア)が世界チャンピオンと戦うことで、成長していく姿が感動を呼ぶ名作シリーズです。本作『クリード 炎の宿敵』はロッキーのライバルであり親友でもある(アポロ・クリード)の遺児(アドニス・クリード)の物語。
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ロッキーの指導の下、世界チャンピオンになったアドニス。彼はかつて父アポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子ヴィクターと対戦することに。ヴィクターの反則行為により試合にかろうじて勝ったアドニス。しかし心身ともにボロボロにされてしまう。ビアンカとの婚約の後、父親になったアドニスは、ロッキーから父親という存在の大切さを諭され、家族に支えられたアドニスはヴィクターとの再戦を決意する。
- アポロ・クリードは『ロッキー4 炎の友情』にて、ロシアのヘビー級王者ドラゴとのラスベガスで行われた試合で帰らぬ人となりました。本作でアドニスは誇りある父と家族への想いを胸にドラゴの息子、ヴィクターとの因縁の闘いに望むのです。
- 私、この機会に『ロッキー』と『ロッキー4 炎の友情』を改めて、見直しました。やっぱりロッキーシリーズはいいですね。きっと男子は、問答無用で元気が出ます。『ロッキー』では、まだ若くヤクザな風体のロッキー・バルボアの不器用さを。『ロッキー4』では、見た目も考え方も大人になったロッキーの活躍を振り返れます。アポロは、昔からケレン味溢れるチャンピオンでしたね。何度見ても、彼の最後のシーンは悲しくなりました。というか『ロッキー4』はいちいち挿入歌のPVが字幕と共に入る演出で、バブルの匂いをたっぷり纏った娯楽作でした。当時は違和感なかったのにな 笑
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- え?ロッキーシリーズを見たことがない。決して、山ねずみ ロッキーチャック物語ではないですよ!有名なテーマ曲のコーラス部も
flying high now であって
決してハリーポッター♪ と歌っている訳ではないですよ!
決してハリーポッター♪ と歌っている訳ではないですよ!
すいません。脱線しますた。
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- ストーリーはもはやお約束。スポ根ものの鉄板ラインで安心して楽しめます。若い方も、特に男性はロッキーシリーズは必須科目で観るといいです。元気が出ますよ。もちろん鉄板だからマンネリという事は決してありません。特に、今回は鉄板ながら見どころがとても多く、それぞれの人生の重みを感じる事が出来ます。
- 実際に皆様にも、ご覧いただきたいので細部は控えますが、例をあげればロッキーとドラゴの邂逅。ジムにて娘をあやすクリード。入場時のビアンカの歌。と見どころ満載。そしてドラゴの親子愛に裏づけされたクライマックスを経て、迎える、最後のロッキーのシーン。登場人物それぞれの人生、それぞれの大切な強い想いが各シーンから溢れていて、久しぶりに映画館で男泣きをしてしまいました。
- そんな中、思わず映画館で声を出して突っ込みそうになった箇所がありました。クリードの修行場面にて。
ロッキー「虎の穴だ。」
うぉおい。ちょっと待てい。
今、虎の穴て。
虎の穴って。
- 虎の穴とはプロレス漫画作品『タイガーマスク』に登場する悪役レスラー養成機関ですよ。 訓練生には残虐な反則技を主体としたダーティーファイトを徹底させるという、悪の組織。 アニメでは、「猛獣との格闘」「コールタール水泳」「後ろに丸鋸が控えたベルトコンベアの上で全力ダッシュ」とかが訓練内容です。まあ、アドニスが行う厳しい訓練を例えて虎の穴という字幕表現にしたのでしょうが、、確かに本作の訓練場所にも癖のある方々はいましたが。。タイガーマスクの虎の穴のように、強烈なレスラーはさすがに、いませんよ!笑 この、さすがの字幕担当は、アンゼたかし さん。でした。
- という事で、2019年早々に熱い活力を注入してくれた本作で、人生の年輪と深みについて考える事が出来ました。
- 繰り返しますが、本当に熱く愛のある作品です。ぜひ皆様も劇場で、ロッキーシリーズの正当なる系譜をご覧いただき、その魂を震わせてみてください!
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