観たぞ！『プロメア』

 本日、ご紹介は血もたぎる熱血SFアニメです

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◇鑑賞日：2019年６月１日

◇一言感想：今石洋之×中島かずきの鉄板コンビが送るSF大活劇。魂まで燃やす暑苦しさを感じろ！
◇星４つ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎（いい映画に出会えたなぁ）

• 日差しも強い夏日和が続きます。皆さま水分補給はしっかりと。さて、本日はそんな暑さに相応しい、暑苦しいSF大活劇アニメをご紹介します。『天元突破グレンラガン』、『キルラキル』に続く今石洋之監督と脚本家の中島かずき氏の最強タッグによる最新作『プロメア』です！

• 中島かずき氏。劇団新感線の座付作家。『髑髏城の7人』、『阿修羅城の瞳』などなど。勧善懲悪かつ熱く真っ直ぐな、彼の書く物語が大好きです。2007年春には、『天元突破グレンラガン』最近では『ニンジャバットマン』とアニメでもそのパワー全開のかずき節の効いた物語を紡いでいます。ニンジャバットマンではやり過ぎた感もありましたが 笑）そんな彼が今石洋之監督と再びタッグを組んで劇場アニメを手がけたのが本作。中島かずき節が効いた独特でありながら爽快かつ熱い物語に仕上がっています。

出典：映画『プロメア』公式サイトより

• （あらすじ）世界大炎上――全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種＜バーニッシュ＞の出現だった。あれから30年。攻撃的な一部の面々が＜マッドバーニッシュ＞を名乗り、再び世界に襲いかかる。対バーニッシュ用の高機動救命消防隊＜バーニングレスキュー＞の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと＜マッドバーニッシュ＞のリーダー・リオ。熱き魂がぶつかりあう、2人の戦いの結末は…

• いやー。スクリーンから熱波を感じる程の熱さ。最高です。拍手です。例えば、ある闘いの前に主人公のガロが口上を言いながら見得を切るシーン。かなりインパクトもあり火消し魂を体現するシーンになのですが歌舞伎にも通じる、見得切りのカッコよさに、リアル鳥肌が立ってしまいました。大事なのは見得ですよ、見得。余談ですが、私は仮面ライダーの中ではストロンガーが一番大好き。「天が呼ぶ！地が呼ぶ！人が呼ぶ！悪を倒せと俺を呼ぶ！」の見得があるからです。今時の子供達が見たら吹っ飛ぶんだろうな。奇械人ワニーダに対ストロンガー用催涙ガスを浴びせられてもピンピンしていて、「なぜだ？なぜあのガスが効かなかったのだ？」と問われると「そんな事、俺が知るか！」と逆ギレだもんなぁ。すごいなぁストロンガー。すみません脱線しますた。

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• そして、物語を盛り上げる役者陣の熱量も凄まじいです。本作の声優には、主人公で消防隊＜バーニングレスキュー＞に所属する新人隊員ガロ役に松山ケンイチ、ガロの宿敵となるリオ役に早乙女太一。さらにガロの上司であるクレイ役に堺雅人、その脇を固めるケンドーコバヤシ、古田新太など作品を燃え上がらせる超豪華キャスト陣が集結しています。中でも堺雅人さんが悪役としてキャラ立ちしています。さすがカメレオン俳優。劇団新感線の『蛮幽鬼』のザジ役でも笑いながら人を斬っていましたが、本作の熱演は素晴らしいです。　滅殺開墾ビーーーム ！！堺雅人に何を言わせる（笑）

• もちろん、作画面でも見所満載。はカートゥーンを思わせるような彩度の高い色調で塗られており、まさに極彩色。そんな極彩色のキャラクターが縦横無尽に動きまくります。加えてカラフルなアニメ 極彩色と音楽のマッチ感！闘いのシーンに音楽がカッコいいから盛り上がる盛り上がる。主題歌「覚醒」とエンディング主題歌を、圧倒的な歌唱力のアーティストSuperflyが担当し、音楽からも魂が揺さぶられます！

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• という事で大ヒット上映中の映画『プロメア』ですが、このたび世界62の国と地域での配給契約が決定したそうです！素晴らしい！！！世界で羽ばたけ、『プロメア』！皆さまも暑い夏を吹き飛ばす、その熱量を、ぜひぜひ劇場で感じてくださいね。