また観たぞ!『ケープタウン』
本日ご紹介は、南アフリカを舞台に送るハードサスペンスです。
◇鑑賞日:2019年8月26日
◇一言感想:まるで熱にうなされるような暑さを感じる質感。
実力派俳優がケープタウンを舞台に送る、サスペンスアクションの傑作。
◇星4つ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(いい映画に出会えたなぁ)
◇鑑賞日:2019年8月26日
◇一言感想:まるで熱にうなされるような暑さを感じる質感。
実力派俳優がケープタウンを舞台に送る、サスペンスアクションの傑作。
◇星4つ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(いい映画に出会えたなぁ)
- 皆さま、ご無沙汰しています。秋の足音が聞こえて来ました。私、夏休みの間中バッタバタで映画もあまり見れず、ブログも更新出来ずですみませんでした。さて本日ご紹介は、オーランド・ブルームとアカデミー賞俳優フォレスト・ウィテカーが共演するクライムアクション。圧倒的な熱量を持った作品です。
- 良い映画ほど、まるでスルメのように、何度でも見返し咀嚼して味を楽しみたいもの。本作『ケープタウン』もそんな味わいのある1本。南アフリカを舞台に、ふたりの刑事がある殺人事件を調べるうちに組織的な陰謀と直面する、バイオレントで緊張感あふれるサスペンスアクションです。
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- (あらすじ)南アフリカ、ケープタウン。公園で発見された少女の死体。2人の刑事ブライアン(オーランド・ブルーム)とアリ(フォレスト・ウィテカー)が捜査を続けていくと、少女とある薬物の売人の関係が明らかになる。その危険な薬物は、ここのところ頻発している子供たちの失踪事件の現場に残されていた物と同じで……。
- 本作で特筆すべきは、刑事を演じる主演2人の演技力。パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどのオーランド・ブルームが妻子に見放され、ドラッグとアルコール浸けになった刑事ブライアンを。『大統領の執事の涙』などのフォレスト・ウィテカーが、静けさの中に影を抱える刑事アリを演じます。フォレスト・ウィテカーの演技はその仕草や目線までもディテールが細かくてリアリティに富んでいます。例えば娼婦に聴き込みをするシーン。挑発する娼婦が脱ぐのを牽制して手で制する 仕草があるんですが、そんなちょっとした仕草にも深みがあるんです。ところで毎回言ってますけど、フォレスト・ウィテカーって小学生の頃に似た友達いませんでしたか?いたんだよなぁ、そっくりな奴。笑
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- 一方のオーランド・ブルームもカッコいいやさぐれ加減で素晴らしいです。実際にブルームは早めに現地入りし現地のアクセントを学び、南アフリカに多い典型的なマッチョになる為に、ウエイトトレーニングや有酸素運動などとフィジカルと内面両面での役作りを行ったそうです。ホビットやってる場合じゃねえな。
- また、本作の物語も秀逸。本作は、リル・フェリーの推理小説「ZULU」を原作に、『ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀』などのジェローム・サル監督がメガホンを取っています。南アフリカの大都会ケープタウンを舞台に、繰り広げられる深い闇の世界。スクリーンに映し出されるその南アフリカの情景は熱帯夜の熱にうなされるような、茹だりすら感じます。
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- 序盤こそ、少し淡々としていますが途中からは怒涛の連続でサスペンスアクションとしても傑作。初見の時は、海岸のシーンでは驚いてお茶落としてしまいました。いやいや、皆んな驚くって。
- 人間関係も丁寧に描かれて、主演俳優たちの熱演と緊迫した展開の連続に目がくぎ付けになります。
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- 残念なことに黒幕の壮大過ぎる計画や、悪事を暴くPC担当が万能すぎるなど、脚本でやや強引な箇所もあるのですが、そんな粗さも押し切り最後まで目が離せない力が本作にはあります。
- と、凄まじい熱量を持ち再見したくなるパワーを持った本作。残暑厳しい熱帯夜の1本にいかがでしょうか、きっと暑くなりますよ。それでは。ホビットみてる場合じゃねえな。
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